少年犯罪更生に関する正しい知識を!法務教官について

ニュースなどで凶悪な少年犯罪については大々的に報じられます。その際、加害者側の少年は少年法によって名前も顔写真も出ることはありません。
犯罪を犯した少年をどうして守るのか、更正など必要ないといった過激な意見は多く、少年法が制定された当時と今とでは社会情勢も、少年を取り巻く環境も違うので大人と同じ刑罰をといった意見もよく聞かれます。テクスチャー19
しかしあくまでも、罪を憎んで人を憎まずの大原則があり、罪を犯してしまった少年は加害者であると同時に、そういった状況に陥ってしまった被害者でもあるのです。周囲の大人や地域社会が加害者にしてしまった側面も否めません。
罪を犯した少年は少年院や鑑別所などの矯正施設に送られます。そこには法務教官と呼ばれる、少年の矯正教育を担当する職員がいて、少年と向き合い、犯罪に至った経緯や心理を探っていきます。誰も最初は無垢な子供であった筈なのです。置かれた環境や保護者や学校の無知や無責任、虐待などによって犯罪に走ってしまった少年と心から向かい合うことにより、自分の犯した罪を反省させ、被害にあわれた方に謝罪し、二度と罪を犯すことのないように教官は指導していきます。
少年犯罪が大人の犯罪と違う点は、罪を犯した側の少年もまた被害者であるという二面性を持っていることです。更生の機会は与えられてしかるべきものなのです。